この著者は結構有名だと(僕は)思うのですが、読むのは始めて。
古本屋で見かけたので購入。
少女が公園で子犬を拾ったが怪我をしている。少女の両親は亡くなっており、預けられた親戚は裕福ではない。そんなとき、親が動物病院をやっている少年に出会う。
犬を通して初めて心を打ち明けられる相手と出会った少女だが、家庭環境により街を離れなければならない。再会を約束して、8年後。ふたりは再会するが・・・。
もともとアンダーグラウンドな作品を書いていたはずの著者ですが、これは純愛もの。
もうすれ違いまくりなふたりなので、魚の骨が喉につかえているみたいな感じ。
あーもう!と読んでいていらいらします。
でもラストはうまくまとめていました。よきかなよきかな。
自分は宇宙人であり、人のために役立ちたい
そう言って現れた女性。普段はおとなしいが、突如として甲高い声で笑い出すと、相手の思ったことを次々と看破する。
だがその能力を見たカウンセラの嵯峨は、女性の精神に危険が迫っているのを発見した・・・。
いわゆるテレビ等で紹介される誤って宣伝されている催眠術とは異なり、科学的に立証された催眠を使用し、精神病を解決するカウンセラの仕事を書いたエンタテインメント。軽いけれど、一気読みできます。
カウンセラの嵯峨は、ある日見知らぬ女性から電話を受ける。
ある女性に、精神科医の深崎はいなくなったと伝えろ、と。
不審に思い、深崎という医者を調べると、妙な噂をききつけた。
「患者に催眠術をかけ、自殺に追い込んだ医者」
そんな催眠をかけることはできないというのは、カウンセラの常識。にもかかわらず、なぜそう思われたのか。
そして、電話の内容を伝えるべく女性に出会うと・・・。
題名からして、催眠の続きかと思ったら、催眠より前の話。
どちらかといえば、催眠のサイコとは異なり、ラブストーリィ的な内容。
米軍基地に何者かが侵入し、首相官邸にミサイルの照準を合わせた。
解除するにはパスワードを解くしかないが、侵入者は口を割らない。
時間は刻一刻と迫っていく。
航空自衛隊の総体長は、かつての部下、現在相手のすべてを見透かす「千里眼」の持ち主のカウンセラに師事している岬に、暗号解読を依頼する・・・。
圧倒的なまでにスピーディなストーリィ。複数の話が最後に絡み合う手腕は見事!
いつの間にか、自身が「千里眼」と呼ばれるようになった岬。
「催眠」で出てきた嵯峨は、変わり果てていた。もはや誰も信じられない。
そんな嵯峨と岬が手を組み、巨大組織メフィスト・コンサルティングに挑んだが、敵の策略により岬がとらわれてしまう。どうなる!と思ったら、つづきものでしたよ。
途中で終わりやがって。
というわけで、続き。
捕らわれた岬を救うために、嵯峨と刑事の蒲生が向かった場所。そこにはメフィストの罠が張り巡らされていた。
中国15億人にかけられた集団マインドコントロール。
いつしか、日本が、岬が標的になる。
そして、今にも日本を狙うミサイルが押されようとしたとき、岬がとった行動は・・・。
相変わらずジェットコースタのように展開が二転三転。物語に引き込まれます。
気がつけば、岬がスーパーウーマンになっているのはご愛嬌ということで。
読みすぎだろっ!!と、そのまま突(ry<br>ひ、ひねりが;;
いや、ほんと読みすぎ。<br>おかげで体が痛い。頭が(ry<br>今日、僕が死んでても勘弁してくらさい。