以前、ハードカバーのときに読んだんですが、文庫化にあたり大幅に書き換えたということだったので、購入。1日1冊ペースで読みました。
ハードカバーのときは、サイコサスペンスでしたが、今回は一般小説といった感じ。テーマは同じなのに、読んだあとの印象はかなり違う。
「家族」とはなにかを全編にわたって問いかけてくる。歪んだ愛、責任逃れをする人、助けようと思っても通じない心、などなど。重い内容かもしれないけれど、そう感じさせないのは、筆力というべきものか。
面白かったけれど、個人的には以前のサイコの方が好みかも。それは、以前(1995年)に読んだ時から過ごした9年の時によって、自分の中で変わったものがあるせいかもしれない。
先日、久しぶりにかつての研究室のWebページを見に行ったら、先生のページがいろいろ変わっていました。論文は英語で読ませんでしたが(笑)、おすすめ本の紹介ページを発見。
紹介されている本は少ないですが、僕の趣味と結構かぶっていたのにはびっくり。
まあ、僕が乱読してるからでしょうけど。
せっかくなので、紹介されている本のうち、読んだことがない本をAmazonしました。
また、積まていく本が増えていきますが、なにか?