小さな国の小さな村に観光で訪れたふたり。親切そうなおばさんの進めたお茶を飲んだら眠ってしまった。起きたら鉄格子の中。無理やり脱走すると、十年前に亡くなったはずの女王に出会う・・・。
ストーリィには謎というほどのものはなく、展開もある程度読めますが、そんなことは問題にならないぐらい引き込まれる。素直な文章とでもいいましょうか。読んでいて気持ちいい。
どうやら三部作ということなので、一気に次の作品も読むことにする。
豪華列車の旅行に出かけることになった二人(ぷらす二人)。そこで起きる殺人事件。
やがて怪しい憲兵隊がおいかけきて・・・。
謎な人物が出てきますが、ラストをこう持ってくるとは!そういえば、主人公は題名どおりアリソンなんだよな、と実感。非常にきれいにまとめられたラストでした。
シリーズ順に読むことを激しく薦める良作。
ケニー氏から借りたDVD「Band of Brothers」をようやく見終わる。
前10話。1話が約1時間程度なので、10時間といったところ。
1日1話ペースで見ました。
話としては、第二次世界大戦時の空挺師団E中隊(Easy Company)が、ノルマンディにパラシュートで降下し、ドイツが降伏するまでの物語。
圧巻はパラシュートでノルマンディに降下するシーン。ものすごいきれい。
個人的には、6話の衛生兵の物語が好きでした。
戦争は決して賛美されてはいけないものだと思うけれど、最後にこの戦争体験者がインタビューでこう答えていた。
戦後、孫からこう聞かれた。「おじいちゃんは、戦争で英雄だったの?」
私は答えた。「いいや。でもね、戦友はみな英雄だったよ」