2004-02-14

_ さて、

久々読書モード。ちょっと間が空いたので、短い作品ばかりを選んで読んでみました。

_ [book][西尾 維新] 零崎双識の人間試験

この著者の戯言シリーズ番外編といったところでしょうか。あの殺人鬼「零崎一族」の異常さをよく表している素敵なお話。ある少女が零崎への道を歩み始め、それを見守る零崎双識と「匂宮」の分家「早蕨」の争い。本編の戯言シリーズに絡む内容もあるので、そちらを読んでからでないと面白さも半減と言ったところでしょう。本編の続きがますます面白くなりそう。

ちなみにこの本にはカード型CD-ROMがついていました。パソコンの壁紙やアイコン用の画像が収録されています。それはともかくカード型CD-ROMはやめてくれ。危険だから。

_ [book][霧舎巧] 四月は霧の00密室

始業式に遅刻してきた転校生。初日から遅刻はまずいとこっそり門を超え、式が行われている体育館へ向かったときに死体を発見した。しかし式が始まったとき、殺された男性は体育館内にいて、その体育館からは誰も外へ出ていない。にもかかわらず、どうして外で男性は殺されているのか?

著者曰く「ライバルは金田一少年の事件簿」。まさしくそんな感じの学園ラブコメミステリ。いや、あれよりさらにコメディっぽいか。本格推理マンガがあるなら、漫画的な本格推理小説があってもいいのではというところから書いたようで。実際、内容はかなりマンガ的。でも、あの霧舎が書いているので、謎解きはしっかりしてますが。案外、こういう作品の方が行けるのかも。

_ [book][霧舎巧] 五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩し

で、シリーズ第二弾。学園のコンピュータ室で、死体が発見された。その死体はなんと全身をピンク色に塗られていた。容疑者として、あげられた人物には、鉄壁のアリバイがある。いったい誰が、どうやって?

前回の密室ものに続き、今回はアリバイもの。ラブコメものとしての展開も気になります。どうやら毎月事件が起きるようなので(そんな学園があるか!)、これからの展開が楽しみ。

_ [book][西尾 維新] ダブルダウン勘繰郎

清涼院流水という小説に出てくる「JDC(日本探偵倶楽部)」の世界観を西尾維新が使用した作品。探偵志望者の虚野勘繰郎がJDCへ入るために「連続名探偵殺人事件」の犯人を追いかけるといった内容。ちょっと意外なところもありましたが、ほぼストレートな作品。できればもっと長く書いてほしかったなあ(130ページしかない)。その辺りに物足りなさを感じましたが、なかなかよくできていたのではないでしょうか。そういえば、最近流水読んでないなあ。ちょっと手を出してみようかな。

_ 本日の読書時間6時間

さすがに疲れたなあ。明日に残らなければいいが。


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