髪でも切りにいこうかと思いましたが、寒いので家を出ず。後になればなるほど寒いんだけどなあ。
本日のメニューは耐久読書コース(7時間)でございます。一度集中しちゃえば、大変な事ではないですが、終わった後がきつい。目が痛いし、頭が重い。こんなことはたまにしかできませんな。
ある一通の手紙から箱根に避暑へいく事になった御手洗。そこで見た1枚の写真。それは世界大戦中の箱根の湖に浮かぶ船艦だった。その湖への道に船艦が通れるような幅は無く、次の日のは船艦そのものが消えていたと言う。そしてもうひとつの謎。ある女性が言う。「自分はロシアのニコライ二世の第四皇女アナスタシアだ」しかしアナスタシアはロシア革命のときに亡くなっているはず・・・。だがその遺体は発見されていない。はたして本物なのだろうか?
周りを史実で固め、そこに御手洗の推理を加える事で完成される島田節。ちょっと強引なところもありましたが、楽しめました。やはりこの人は語り部だ。
コンピュータ関連の天才。数学の天才。料理の天才。絵の天才などなど、やたらと天才が出てくるあたり森博嗣の作品を思い浮かべてしまうが、方向性は全然違う。ある島に集められた7人の天才。招待主及び世話係を含めて全12人がある島で過ごす。そこで起きる首切り殺人事件。疑わしき物を隔離したにもかかわらず起こった第二の犯行。いったい何のために?
現代風とでも言いましょうか、会話もストーリィも非常にテンポが良い。コミカルであるが故に軽んじていると、いきなり背負い投げを食らうような落とし穴を持ってきてくれるところが気に入りました。シリーズ化されているとのことなので、買い集めようっと。
先ほど読んだ作品の続きが気になったのと、7時間コースの間に少しは体を動かさないとと思い、近所の本屋まで出かけて購入。今回は前回の探偵役というかワトソン役と言うか、相棒の出番はなし。主人公のみ。同級生の誕生日パーティに誘われた主人公。そしてそのパーティの参加者が殺される。巷で噂になっている連続殺人事件とは関係ないらしいが・・・。
謎自体はさほど複雑ではないですが、主人公の考え方がおもしろい。連続殺人事件の犯人が普通に出てくるし、それを主人公は気にしないし、人に流されつつも人に対して積極的に関わらないところは共感が持てたり。今のところ、あと5冊このシリーズが出ているようなので、読破しちゃいましょう。
寒いのはやだなあ。
知らない本があったー(御手洗)<br>さっそくワンクリック購入してきました。<br>わーいわーい♪